腰が抜けた映画 [movie]
前回に続いて、映画ネタ。
見終わった後、腰が抜けて立てなくなった映画がいくつかあります。
「紅いコーリャン」
20年くらい前の中国映画。
3年ほど前に、東京・千石の三百人劇場で観ました(閉館するそうで、残念)。
張芸謀(チャン・イーモウ)監督の作品で、コン・リーとジァン・ウェン主演。
日本人としては心が痛むストーリーです。
演出が簡潔で、くどくど語らない分、雄弁。
色彩や音響がとにかく強烈に効果的で、主演二人の存在感も圧倒的でした。
「鬼が来た!」
これも三百人劇場で鑑賞。「紅いコーリャン」のジァン・ウェン(姜文)が監督&主演。
これも日本人は心が痛む話。
途中までのらりくらりと、笑いすらアリの話だったのに、
結局最後はコレかよ!!と虚脱感。(つまらない映画という意味ではない)
主人公が決してヒーロー的ではないので、かえってリアリティがありました。
「インファナル・アフェア」
最近の香港映画。マフィアものです。
全3作のシリーズものですが、やはり1作目が最高!
テンポの良さ、仕掛けの多いストーリー、キャスティングすべて文句なし!!
1作目はDVDを買って10回以上観ました。
予約したボックスセットが今日発売、この秋一番の楽しみです♪
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
ビョーク主演の異色ミュージカル。
あまりの後味の悪さに体の力が抜け、
帰りに駅の階段を踏み外しました。
同じ監督の「ドッグヴィル」(ニコール・キッドマン主演)のエンディングは好きです。
こっちもたまらなく胸クソ悪い話だけど、
私が主人公の立場だったら同じ行動をとったと思う。
共感できたのである意味爽快でした。
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